
入浴は、介護者が最も体力を要し、常に危険と隣り合わせであるといわれています。
今回は、(株)ハンディネットワーク インターナショナルの中村猛彦さん(営業開発一部 部長)に浴室改装・特別浴槽についてお話を伺いました。
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入浴時には危険がたくさん |
高齢者の場合は入浴事故が多く発生しています。
日本の主要な死因は、悪性腫瘍・心疾患・脳血管障害の3つですが、高齢者では『不慮の事故』が第5位に位置します。(平成14年厚生労働省調べ)
『不慮の事故』いうと交通事故を連想しますが、交通事故以外の事故(転倒、溺水等)のほうが実は多いのです。とりわけ注目に値するのが、溺水・溺死は事故に分類されますが、入浴中に起こった心疾患・脳疾患の発作による死亡は『病死』となるので、これらを含めると入浴時の急死は相当数に上ります。 |
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危険な冬場の入浴 |
また、平成10年の国民生活センターの調査によると、高齢者にとって寒い時期の入浴は、最も気をつけなければいけない時期であるといえます。
そこで冬場の入浴対策をいくつかご紹介します。
- 脱衣場は暖かくしておく。可能な限り浴室構造や浴槽を改善する。(浴槽は深くしない・浴室内に手すりを付けるなど)
- 家族が入浴した後に高齢者が入浴するようにする。(浴室も温まっているし、浴槽のお湯も沸かしたてではないので熱すぎることが無く、体への負担が少ない)
- シャワーで浴槽に湯を張る。(シャワー給湯は、シャワーの蒸気で浴室が暖かくなるので入浴中の病気発作に対する予防効果がある。「二番湯入浴」が難しい一人暮らしの高齢者には、この方法がよい)
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「一般浴室」を「特殊浴槽」に |
| しかし、一人で入浴できない方は、家族や周囲の人の力が必要になります。そこで、(株)ハンディネットワーク インターナショナルの中村さんに入浴装置についてお話を伺いました。
「入浴時の介護における負担を軽減しようと各社で様々な介護用品や機械が開発されています。しかしながら、これまでは介護を受ける人の気持ちよりも、介護する人の『いかに体力を使わずに効率的に入浴ができるか』という視点ばかりを重視してきたのが実情です。弊社では、社長である春山の実体験に基づき、介護を受ける人の気持ちを追求した製品開発を行っています。また、老人保健施設等の施設では特浴(=特殊浴槽)ばかり使われ、一般浴室がほとんど使われなくなるという問題も起きています。そこで開発されたのが『SIBU(スライドイン・バスU)』です」
この『SIBU』は、介護施設だけに限らず、一般家庭でも使える省スペース設計になっています。
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入りたい「特殊浴槽」 |
『hirb(ハーブ)』という高機能収納式介護浴槽(いわゆるケアバス)は、主に施設に導入されていますが、ほぼ洗濯機と同じサイズで収納できることから一般家庭でも利用されています。
肩までゆったり入浴でき、気泡洗浄もできますので、導入している介護施設では、『hirb』に入りたいという方が多いそうです。
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リラックスできる入浴を |
| 一般浴室を安全な浴槽に変える商品・機械も多く開発されていますから、多くの情報の中から安全で快適な入浴で心身ともにリラックスできるよう工夫してもらいたいですね。 |
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