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講師:山中由美
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、福祉住環境コーディネーター、NPO京都府認知症グループホーム協議会監事、など |
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立地
「どこでもいい」はダメ、「ここでないと」狭いのもダメ
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施設・住宅が増えたとはいえ、自分の条件に近いものとなると、それほど多くはありません。条件の中でも「立地」ははずせないところ。
立地についても、『自分自身の入居先を考えるとき』と『親の入居先を考えるとき』で範囲はかなり違うようです。 自分自身は若干広い候補地でもいいようですが、子どもが親のために探すときは「車で30分以内」という希望が多い様子。
あまり、狭めず、かつ広げすぎず、適度な候補地を考えてみましょう。
●都心など便利な場所で過ごしたい
以前は、老人ホームというと街中からはずれた山あいや海沿いに多く見られましたが、昨今では驚くほど街中にもできてきています。かつて住民の反対運動などが見られたこともありましたが、どこも高齢化が進む中、「自分の近所にも適切なところが」と思う傾向があるようです。
しかし、立地はホームの費用にも跳ね返ります。日本で一番高額な有料老人ホームが集中するのは、やはり「東京都世田谷区」。そのほかにも、駅から近い、主要施設が集まっている、人気の環境エリアなどは高めです。
●静かな田舎で過ごしたい
「温泉地や家庭菜園ができるところ」を希望する人もいます。かつてそういう場所で過ごして良かったという人はいいのですが、イメージだけで選ぶと「こんなはずでは」という場合もあるので要注意。
特に元気な間は、好きな所への外出も可能ですがいずれ心身が弱ると思ったように動けません。その際にも大丈夫かどうか、確認を。
また、友人や家族の訪問もしづらいという障害があります。老後が寂しくならないよう、その点も考えておきましょう。
●心身への影響も留意
特に子ども世代が、親と離れた場所に暮らしていて「要介護になった親を近くの施設にひきとりたい」という場合は注意です。
住み慣れた環境を離れると、若い世代より大きな負担になり、結果認知症が進んだり、体が急激に衰えたりすることもよく見られます。
「言葉が合わない」(方言など)、「環境が違いすぎる」(暮らす部屋や周辺の町)、「友人知人と離れてしまった」など、高齢期の環境の変化はあまり良い方向に向かわないことが多いようです。
その点も注意して、立地は慎重に選びたいものです。 |
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