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講師:山中由美
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、福祉住環境コーディネーター、NPO京都府認知症グループホーム協議会監事、など
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  経営状態

    わかりやすい「入居率」のチェック
    事業者の財務諸表をもらってチェック



 
セミナーを開催すると「倒産しないホームの見分け方はどうしたらいいでしょう」とよく質問を受けます。 答えは「そんなものはありません」です。 日本の、世界の大企業でも倒産してきた歴史があります。有料老人ホームだからといって、特別に倒産しない法律もありません。
サービスは自己責任で選ぶ時代。自分でしっかりチェックすることを心がけましょう。
入居時に大丈夫と感じても、将来において大丈夫とは限りません。常に運営懇談会などで事業の状況を確認するとともに、まずは入居時に経営チェックをしっかりとしておきたいものです。

●数字で確認しよう その1  入居率

入居率はもっともわかりやすい「経営」の数字です。何%だと安心とはいいきれませんが、おおよその目安は80%以上と考えられます(例えば100室のホームだと80室以上は入居者がいる)。
50%以下くらいになってくると、かなり毎月の資金繰りは厳しいところも出てくるでしょう。
ただし、開設直後から80%や100%はありえません。開設1年経過後の様子が参考になります。

また、ホーム事業を複数展開している事業者であれば、自分が検討しているホームだけでなく他施設も確認を。たとえば、5ホーム運営している事業者の1ホームが100%の入居率でも他の4ホームが50%や30%だと、事業全体としてはかなり厳しい状態です。逆に4ホームが100%、1ホームだけ60%だと、すぐに資金繰り悪化ということはなさそうです。

また、ホームの事業者が他のビジネスも行っている場合、そちらの経営収支も関わってきます。
親会社やグループ会社などがあれば、そちらの経営も気にしておきたいところです。
大きい会社だから大丈夫、というのはありません。

●数字で確認しよう その2  退去者数とその理由

そのホームでは、過去1年間に何人が退去しているか、またその理由を聞いておきたいものです。
これは、ホームによってはすぐに答えられない場合や、教えてくれない場合もあるかもしれません。
居室数に比べ、どれくらいの退去者数がいるか。
入院か、自宅へ戻ったのか、他の施設に行ったのか、死亡なのか。
高齢者施設なので、死亡退去は自然です。(あまりにも多い場合は考えモノですが) 自宅へ戻った場合、他の施設へ移った場合が多いときは、不満があった可能性があります。

●数字で確認しよう その3  なんでも数字で聞く

人は曖昧言葉をよく使います。「多い」「少ない」、「時々」「いつも」などです。 しかし、この感覚は人により異なります。たとえば、100人中70人が「Yes」と答えたら「多い」と感じる人もいれば90人以上でないと多いとは感じないなど。「いつも」と聞くと、1週間中毎日と感じる人もいれば、1週間中5日でも「いつも」と感じる場合もあります。

このように、言う人・聞く人で、その言葉のとらえ方が異なる場合があり注意です。できるだけ回数など数で聞き出して、自分で「多い」「いつも」などを判断しましょう。

●数字で確認しよう その4  職員の離職率

介護職員が過去1年で何%くらいが辞めたか。 「介護」のページでも解説しましたが、介護職員の定着がいいところは、利用者の評判もよく安定している可能性があります。介護職員が多く辞めていくところは、利用者にも良いことはなく、長い目で見ると経営の傾きの可能性もあります。
めやすの数字は難しいところですが、民間施設の離職率が35%程度と言われる中で、20%程度以下であれば比較的、離職率が低いと考えられます。

●数字で確認しよう その5  財務諸表をもらってチェック

できれば、過去3年分くらいもらいましょう。1年ごとにどのように数字が変化しているか(悪化していないか)などがわかります。
自分で財務諸表の見方が分からない場合は、知人などに見てもらいましょう。
短期の流動負債が多すぎないか、現金が少なすぎないか、自己資本率はどうなっているか、など経営状況を知るには一番の資料です(ただし年1回の決算資料のため時間の経過とともに大きく変化する場合もあります)。
1年の収支で赤字になっているから悪いとは限りません。赤字の原因や、対策等を確認して納得すれば大きく恐れることもないでしょう。

財務諸表は専門的な見方も必要ですので、できればわかる人に確認してもらいたいですね。

 
 
 
 
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