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講師:山中由美
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、福祉住環境コーディネーター、NPO京都府認知症グループホーム協議会監事、など |
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費用
覚えておきたい特定施設
介護が重度化した時の費用は、思っていた以上にかかる!
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当編集室のセミナーで、毎回「これだけは、今日必ず覚えて帰って下さい」とお話するものに、「特定施設入居者生活介護(以下、特定施設)」があります。
「特定施設が良い」ということではありませんが、介護サービスを施設・住宅で受ける場合の介護保険の利用の仕方は、事前に十分理解しておかねばなりません。
●特定施設と居宅サービス(訪問介護サービス)の違い
介護保険のとてもややこしい部分なのですが、実は「特定施設」も居宅サービスの中に含まれます。実態とそぐわないので、違和感を感じる部分です。
簡単にいうと「特定施設」は、施設や住宅の中で介護サービスを受ける場合、介護度に応じて『定額制』になる介護保険。一方、特定施設でない場合は、自宅にいるのと同じ「訪問介護」サービスなどと同じ介護保険になります。同じ施設・住宅の中で受ける介護サービスなので、見た目は同じですが適用されるシステムや料金が異なります。
例えば、以下の例を見てみて下さい。
現在、70歳の女性は、平均寿命は約89歳となります(2008年平均余命より)。
有料老人ホームに入り、80歳から89歳までの10年間、要介護1~5と2年ごとに介護度が進んだと仮定します。介護保険の1割負担、それで足りない場合の全額自己負担を上乗せした場合の試算は、以下のようなイメージです。
●有料老人ホームとそれ以外の高齢者向けの住宅 |
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●在宅介護 |
80歳・81歳 |
82歳・83歳 |
84歳・85歳 |
86歳・87歳 |
88歳・89歳 |
要介護度 |
要介護1 |
要介護2 |
要介護3 |
要介護4 |
要介護5 |
公的介護 (限度額) |
40万円 |
47万円 |
65万円 |
73万円 |
86万円 |
上乗せ介護費用※1 |
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310万円 |
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上乗せ介護費用※2 |
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619万円 |
1年間の費用 |
20万円 |
23.5万円 |
32.5万円 |
191.5万円 |
352.5万円 |
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在宅介護サービスの保険を利用
自宅、高専賃、シニアマンション、 住宅型有料老人ホームなど
95歳まで生存したら(要介護5) 3,355万円
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※1 1回4200円の訪問介護(30分)を毎日1回追加した場合
※2 1回4200円の訪問介護(30分)を毎日2回追加した場合 |
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●特定施設 |
80歳・81歳 |
82歳・83歳 |
84歳・85歳 |
86歳・87歳 |
88歳・89歳 |
要介護度 |
要介護1 |
要介護2 |
要介護3 |
要介護4 |
要介護5 |
公的介護 (限度額) |
42万円 |
47万円 |
52万円 |
57万円 |
62万円 |
1年間の費用 |
21万円 |
23.5万円 |
26万円 |
28.5万円 |
31万円 |
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特定施設の保険を利用
介護付有料老人ホーム、その他
「特定施設」指定の施設・住宅
95歳まで生存したら(要介護5) 446万円
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介護が重度化した状態で長生きした場合の費用は大きく異なってきます。
ただし、上記の試算は、いずれも介護保険限度額まで利用して、上乗せした場合です。個々人の条件により異なりますので留意ください。
特定施設は定額なので、逆をいうとサービスをあまり利用しなくても毎月の費用は発生します。在宅介護は、利用した合計の1割なので不要な場合は、限度額まで使う必要はありません。
それぞれの設計により異なりますが、この違いは把握して施設・住宅を選びたいものです。
●費用全体を考える
マネープランを考えましょう
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